転職

【実例】転職に希望が湧いてくる!私の年収が4年で4倍近くなるまでの道のり

世間の転職の常識の逆をいく私の転職

世の中に流布する転職に対するネガティブな話はいろいろありますが、これから転職をして人生変えよう!と考えている方の心を萎えさせるものに関して、ポジティブな実例として私の経験をご紹介したいと想います。私はいちサンプルにしかすぎませんが、「こんなパターンもあるんだな」と思っていただけたらうれしいです。

世の中の人がいう「転職の壁」って本当にあるの?

あなたが転職を考えたときに、まわりから聞かされたり、ときには転職エージェントからも言われる「転職の壁」とはおおよそ下記のようなものでしょう。

年齢の壁 30代が限界、40代以降はかなり厳しい。選んでなんていられない。

就労期間の壁 日本では同じ会社で長く働くことが美徳とされており、すぐに転職する人は「ジョブホッパー」といわれ歓迎されない、信用されない。

収入の壁 仮に転職できたとしても、必ずしも上がるといえない。むしろ下がる転職も覚悟しなければならない。

経験・スキルの壁 自分が経験した分野以外に行くことは難しい。新しい挑戦をするならば年収を下がることが普通である。

たしかにもっともらしい響きがあります。

ただ私からすると、とても突っ込みどころが多い「壁」だな、と感じます。細かい反論は別の機会にとっておき、この記事では私の具体的な結果をシェアし、謎な思い込みのせいで転職活動をはじめることを迷っている方の背中を押すことができると嬉しいなと思います。

わたしと「転職の壁」

では、世間一般の「転職の壁」に対して私の状況を当てはめるとこんなかんじです。

年齢 はじめの転職は39歳、直近の転職は43歳

就労期間 おおよそ2年おきに転職しています

収入 毎回130〜280万のアップ

経験 これまでの経験を軸にしながらも、毎回新しい分野への経験をミックスし、常に新しい経験・スキルを獲得

いかがでしょうか?もちろん私はいちサンプルにしか過ぎないですし、私が知らないだけで、業界・会社の規模・土地柄などによっては上記の壁が本当に強く働いてしまうような状況があるのかもしれません。

ただ私がここで言いたいのは、そういった「壁」も分析や戦略、そして思い込みを外す事によって超えられる、ということです。

なぜなら私がものすごく優秀な人材である、ということはなく(むしろ39歳までまともにフルタイムの会社員もしたことなかったような人間です)、自分を最大限に活かせる状況を作り出すべく、調査と戦略を持って動いた結果によるものだからです。

次からは私の具体的な転職ヒストリーをご紹介します。

39歳 250万円 契約社員+個人事業主

当時の私は週3日の契約社員をやりながら自分で個人事業主としても活動していました。収入は契約社員の給料が200万と個人事業主の収入は経費を引いたら50万程度でした。

本当は完全に独立した個人事業主としてやりたい夢があったのですが、まずは「お試しで」という今思えば甘すぎる考えで二足のわらじを履いていました。

思えばこのころの私は、「好きな仕事で雇われずに自由な働き方がしたい!」という想いと「食べていかないといけない現実」で右往左往する、中途半端な日々でした。

自分で営業して仕事をとってくる、という経験は今でもでも大いに役に立っていますし、決して無駄ではありませんでしたが、収入は少なく非常に厳しい時代でした。

転職のきっかけは結婚と子供の誕生です。

39歳 正社員に転職 530万(280万アップ) 外資系だけど実態は日系

39歳のときにはじめての子供が生まれました。こんな自分に天使が舞い降りた!と感動したのと同時に「このままだと貧乏一家まっしぐらじゃないか!」という恐怖を感じたことを覚えています。

この時に「独立したい」という夢はきっぱり捨て「今もっている自分のスキルや経験をもとに収入を確実に最大化させる」こと決意し、フルタイムの正社員として転職することをきめました。

良くも悪くも経済的成功対して強い想いを持てない自分だったのですが、子供の誕生によってスイッチが入ったともいえます。この時が今に至るターニングポイントでした。

この転職を通じてわかったのは、100社から気に入られるような完璧な人材じゃなくても1社にだけ強烈に欲しいと思ってもらえる人材であれば、年齢・経験・職歴などは割と乗り越えられるんだな、ということです。

41歳 800万円(270万アップ) バリ外資系

この時の私の希望額は前職から170万アップの700万円でした。そして多くのエージェントから半分呆れた顔でこう言われました。

「転職時の年収は前職の給与をベースに計算されるからあなたの場合は上がってもせいぜい600万円が限界ですよ」

たしかに実際に面接を受けたところの多くはこのあたりがレンジだったのも確かです。

しかし、最終的には目標の700万円を大きく上回る800万円の転職をすることができました。前職から270万円アップです。

ちなみにこの時の転職では「副業もOK」という条件も認めてもらっていました。

いたれりつくせりの好条件での転職で本当に大成功だったと想います。

この時の転職うまくいった秘訣はとてもシンプルで「自分の希望通りの会社と出会えるまで転職しない」というものです。

当たり前のように聞こえますが、例えば無職の人がこれをやるには、無職でも暮らせるほどの蓄えが必要になりますし、今の会社が辛くてたまらないひと、今日にでも逃げたしたい人にとっても、なかなかに難しいことと言えます。

このような人たちは転職先の会社が提示してくる条件が悪くても、無収入のプレッシャーや現状から逃げたい一心で、悪い条件でも掴んでしまいます。そして転職後に「こんなはずではなかった」と後悔することになります。

私の場合、当時の職場には不満もなく、むしろ楽しく仕事ができていました(とはいってもはじめからそんな環境が用意されていたわけではなく自分なりの試行錯誤はありましたが)。

さらに副業もしていたので、経済的にも多少余裕もありました。

つまりは、なにかしらの理由で追い詰められた転職ではなく、転職しなくても別にいいじゃない、というような時期にあえて転職活動をしていたのです。

このように自分を追い詰めず、むしろ余裕がある状態で望んだからこそ希望以上の結果が得られたのだと思います。

ひとつ誤算だったのがこの会社に転職したのが2020年1月からでした。そうつまりはコロナの始まりとともにこの会社での会社員生活が始まったのです。

給与が下がるといったことはなかったのですが、私が入社前に描いていたような成長の機会がかなり崩れてしまい、悩みながらも勤めていた2年間でした。

43歳 930万円(130万アップ) バリバリ外資系

現職では、今後のキャリアの選択肢を広めるためにも、マネジメントの経験の強化ができるポジションとして選びました。ここの転職は瞬時に決まりました。お互いに求めるものがわかりやすく一致していたからです。

また、私の働いてる業界・職種的にこれを逃したらまたしばらく転職の話はないかも、といいう考えもあったので即決しました。

ちなみに39歳までの私はなにをしていたか?

20代~30代まで私は本当にフラフラとした人生でした。

4年制大学は卒業したものの、その後はフリーター、海外留学、契約社員、住み込みの仕事、など興味の赴くまま、しかし経済的にはいつも苦しい凸凹人生でした。

ただ高校生の頃から好きで独学でずっと勉強してきた英語に私の人生は救われました。持っている経験・スキルに英語を組みわせることで他の人と差別化を図ることができ、なんとか今も生きています。

英語にもし興味があるのであれば英語の学習は本当にオススメです。人生を変えてくれることができます。別に帰国子女だったりペラペラじゃなくても英語で収入を上げることはできます(私も田舎育ちの純ジャパニーズです)。この話もいつかしたいと思っています。

「自分と世の中とのマッチング」をつくりだすだけ

「自分の適正・能力・経験・スキルを活かす」というのは当たり前すぎることなのですが、私にとっては大切にしているコアの考え方です。これを戦略的にやることで自分はたいした努力をしたつもりもないのに、なんだか収入はあがっていく、ということが実現できます

誰しもこんなことがあるとおもいます。

なんだか異常に情熱を注いでしまうこと(仕事でも趣味でも)

努力しているわけではないが人よりも上手くできてしまうこと

みんなは気になってないみたいだけど、自分的には異常に気になってしまうこと

仕事のある部分はすごく楽しい、逆にすごく苦痛

こういった自分の性格・適正・傾向を把握し、それがうまく活かされるような会社・ポジションを見つける、ということです。

細かくいうといろいろありますが、本当にこれだけです。

こういったことも、これからこのブログでシェアしていければと考えています。

読んで頂いてありがとうございました。

ABOUT ME
板良木
東京都在住40代前半の板良木です。 39歳で年収200万の契約社員だった私が転職を重ね4年後の43歳の現在、外資系の会社に勤務し、年収を930万まで上げることができました。 転職によって皆さんの人生が好転することを願っています。